- HOME
- 乾癬
赤みと鱗屑が繰り返す肌の悩み

皮膚が赤く盛り上がり、表面に銀白色のフケのようなもの(鱗屑)がポロポロとはがれ落ちる。乾癬(かんせん)は、免疫の異常によって皮膚のターンオーバーが過剰に早まることで起こる慢性の皮膚疾患です。見た目が目立ちやすい部位に出ることが多く、人目が気になって長年悩んでいる方もいらっしゃいます。
乾癬は「うつる病気」ではありませんが、まだ誤解も多く、心理的な負担を抱えやすい疾患でもあります。東大阪市・河内小阪のかすみ皮膚科クリニックでは、塗り薬から紫外線療法(エキシマライト)、生物学的製剤まで幅広い治療に対応しており、一般的な治療で改善が難しい場合にも段階的に治療を進めることが可能です。生活習慣の見直しを含めて、お一人おひとりの状態に合わせた治療をご提案いたします。
乾癬でよく見られる皮膚の変化
- 赤みのある盛り上がった発疹に、銀白色のかさぶたが付く
- 頭皮にフケのような鱗屑が多く出る
- 衣服が擦れやすい部位や関節まわりに症状が出る
- 爪が変形したり、表面にへこみができたりする
- かゆみを伴うことがある
乾癬が起こる仕組みと引き金
乾癬は、免疫システムが自分自身の皮膚を攻撃してしまうことで、皮膚の新陳代謝が異常に速くなる病気です。通常4週間ほどかけて生まれ変わる皮膚が、乾癬では数日で表面に押し出されるため、赤みや鱗屑が生じます。
遺伝的な要因に加えて、ストレス、肥満、喫煙、飲酒、感染症などが引き金になることがわかっています。特に肥満やメタボリックシンドロームとの関連が指摘されており、生活習慣の改善が治療効果を高める土台にもなります。当院では薬による治療と並行して、食事や体重管理など日常生活のアドバイスも行っております。
乾癬の主なタイプと症状
尋常性乾癬
乾癬の中で最も多いタイプで、患者さんの約8割を占めます。境界のはっきりした赤い盛り上がりの上に、銀白色の鱗屑が見られるのが特徴です。ひじ、ひざ、頭皮、腰、おしりなど、物理的な刺激を受けやすい部分に出やすい傾向があります。
滴状乾癬
小さな赤い斑点が全身に散らばるように現れるタイプです。溶連菌感染をきっかけに発症することがあり、若い方に多く見られます。適切な治療で比較的改善しやすいとされています。
乾癬性関節炎
皮膚症状に加えて、関節の痛みや腫れを伴うタイプです。手足の指の関節に症状が出やすく、放置すると関節の変形につながる可能性があります。皮膚の症状だけでなく関節の痛みも感じる場合は、早めにお伝えください。
塗り薬から注射療法まで段階的に
塗り薬(外用療法)
ステロイド外用薬やビタミンD3外用薬が治療の基本です。症状の部位や程度に応じて薬を選び、塗り方のコツもお伝えしながら治療を進めます。近年は両方の成分を一本にまとめた配合剤も登場しており、患者さんの負担を減らしながら効果的なケアが期待できます。
紫外線療法
紫外線を患部に照射して、過剰な免疫反応を抑える治療法です。当院ではエキシマライトに対応しており、塗り薬だけでは十分な改善が得られない場合の選択肢として活用しています。
飲み薬(内服療法)
広範囲に症状がある場合や外用薬・光線療法で効果が不十分な場合には、免疫の働きを調整する飲み薬を使用します。内服薬にはいくつかの種類があり、症状の範囲や患者さんの体の状態を考慮して選択いたします。定期的な血液検査で副作用の有無を確認しながら安全に治療を進めます。
生物学的製剤(注射療法)
従来の治療で効果が不十分な中等症から重症の乾癬に対して、生物学的製剤という注射薬を用いた治療が可能です。炎症に関わる免疫物質をピンポイントで抑える薬で、高い治療効果が期待されています。当院では専門性の高い生物学的製剤の処方に対応しており、必要に応じて専門医療機関とも連携しながら治療を進めてまいります。
