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治りにくい発疹の裏に潜む病気

なかなか治らない発疹や、指先の冷えと皮膚の硬さ、顔の赤み。皮膚に現れる変化の中には、膠原病(こうげんびょう)という全身の病気のサインが隠れているかもしれません。膠原病は免疫の異常によって起こる疾患の総称で、皮膚の症状をきっかけに見つかることもあります。
東大阪市・河内小阪にあるかすみ皮膚科クリニックの院長は、総合病院の皮膚科で膠原病の皮膚症状を数多く診てきた経験があり、難病指定の自己免疫性疾患にも対応してきました。皮膚の変化から全身の病気を疑う視点を大切にしていますので、気になる症状がありましたら、一度ご相談ください。
こんな皮膚のサインに注意
- 顔に蝶の形をした赤みが広がっている
- 指先が白くなったり紫色に変わったりする
- 手指の皮膚が硬くこわばる感じがある
- まぶたが赤紫色に腫れぼったくなった
- 日光に当たると強い赤みやかゆみが出る
- 関節の痛みと同時に皮膚の異常がある
免疫の異常が全身に及ぶ理由
膠原病は、本来は体を守るはずの免疫が自分自身の組織を攻撃してしまう「自己免疫疾患」の一種です。皮膚だけでなく、関節や内臓、血管など全身の様々な臓器に炎症を起こすことがあります。
原因ははっきりとはわかっていませんが、遺伝的な体質に紫外線やストレス、感染症などの環境要因が加わって発症すると考えられています。女性に多い傾向があり、20~40代で発症することが目立ちます。膠原病にはいくつかの種類があり、皮膚の症状が診断の手がかりになることも多いため、皮膚科が発見の入り口になる場合があります。
皮膚に現れやすい主な膠原病
全身性エリテマトーデス(SLE)
頬から鼻にかけて蝶の形に広がる赤み(蝶形紅斑)が特徴的な症状です。日光に当たった後に悪化しやすく、関節の痛みや発熱、倦怠感を伴うことがあります。20~30代の女性に多く、難病に指定されている疾患です。
強皮症
手指の皮膚が硬くなり、動かしにくくなるのが初期の症状です。寒い場所で指先が白くなるレイノー現象がきっかけで受診される方も多くいらっしゃいます。進行すると皮膚の硬化が腕や体幹に広がることがあり、食道や肺など内臓の線維化を伴う場合もあるため、皮膚の変化を見逃さないことが大切です。
皮膚筋炎
まぶたが赤紫色に腫れる「ヘリオトロープ疹」や、手指の関節にできる赤い発疹(ゴットロン徴候)が見られます。筋力の低下を伴うことがあり、腕が上がりにくい、階段の上り下りがつらいなどの症状にも注意が必要です。
診断を重視した検査と見極め
膠原病を疑う皮膚症状がある場合、まず丁寧な問診と視診で全身の状態を確認します。当院の院長は「まず診断を大事にする」という考えで診療にあたっており、皮膚の変化がどこから来ているのかを慎重に見極めます。
必要に応じて血液検査を行い、抗核抗体などの自己抗体や炎症の程度を調べます。皮膚生検(皮膚の一部を採取して顕微鏡で調べる検査)が診断の決め手になることもあり、当院で対応が可能です。検査結果をもとに膠原病の種類を絞り込み、今後の治療方針を判断していきます。
専門病院と分担して診ていく体制
膠原病の治療は、皮膚症状への対応と全身管理の両面が求められます。皮膚の炎症に対しては外用薬や内服薬で対応しますが、内臓に影響が及んでいる場合はリウマチ科や膠原病内科との連携が欠かせません。
当院では、こうした経験を活かし、皮膚の所見から全身の状態を推測したうえで、適切な専門医療機関へ速やかにおつなぎします。診断がついた後も、皮膚症状の経過観察や塗り薬の調整は当院で継続して行います。地域の皮膚科として、専門医療機関と連携しながら長期的にサポートしてまいります。
